​花瀬庵のこと

300年の歴史を未来へ

はじめまして、亭主の吉岡誠と申します。

 

私は那賀町(旧相生町)の花瀬地区で吉岡家の14代目として生まれました。

吉岡家の家系を辿ると元禄時代にまでさかのぼり、実に300年以上の歴史を重ね続けています。

 

私自身、仕事の都合でしばらく故郷から離れていましたが、多忙だった毎日にようやく一区切りをつけ、

残された人生を見つめたときに浮かび上がったのが先祖たちが住み継いできた吉岡家と花瀬地区への思いでした。

出会いを活力に変えて

家の歴史をつなぎ、地域の光になりたい。

 

そんな思いが日増しに強くなり、Uターンを決意。

大正時代に建てられた納屋や蔵をリノベーションし、定期的にお客様に使っていただくことで建物を存続させ、地域を元気にしたいと考えたのが「花瀬庵」誕生のきっかけです。

 

田舎暮らしに不慣れな妻も一念発起し、「どうすればお客様に満足してもらえるだろう」と一緒に考えてくれるようになりました。

 

民宿経営においては経験が浅い二人ですが、お客様の笑顔を見るたびに明日への活力が沸き上がります。

「お客様を幸せにする」のが自分たちの仕事なのに、「自分たちの方が幸せにしてもらっている」というのが正直な気持ちです。

もう一つのふるさとに

何十年、何百年という時間を掛けて経年変化してきた住まいや家具の存在感は、人間の手で作り出せるものではありません。

自然の力がつくり出した渓谷美や何十年も掛けてつくられた里山の風景にも同じ事が言えるのではないでしょうか。

 

そんな失われつつある日本の伝統や原風景が私たちが暮らす「花瀬地区」には残っています。

古民家に漂う歴史の匂いを感じ、目前に広がる山や川の姿に癒され、落ちてくるような夜空の風景を見上げる。

ぜひ、あなたも自分なりのくつろぎ方を花瀬庵で探してみてください。

そして、いつの日かこの場所がすべての人にとって、もう一つのふるさとになりますように。

 

あなたとお会いできる日を心より楽しみにしております。

花瀬庵 庵主 吉岡 誠